gozonji? 畳博物館

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演歌歌手のジェロを始め、外国人の「和」に対する関心は近年ますます高まるばかり。


 しかし、当の日本人はどうなのだろうか?


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度「和」の原点に戻ってみたいもの……。


そんな時に見つけたのが世界でも珍しい「畳博物館」です。

 





JR武蔵野線「西浦和駅」から徒歩約10分。

閑静な住宅街に「埼玉県畳職業訓練校」の看板があり、その校舎の中に「畳博物館」はあります。しかし、上の階にあるので1階にいる人、または事務の人と連絡をとり、案内してもらうのが一番でしょう。



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↑畳博物館外観

畳博物館は30年前に創立。もともとの目的は「職業訓練生のお手本」にするために造られた博物館でした。今では家の新築を考えている夫婦や小学生の社会科見学などに利用されているそうです。

 










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中に入ってまず、出迎えてくださったのが、訓練校副校長であり畳材料一式卸・畳工事請負を営む株式会社「浦光」の代表取締役社長でもある山下栄治さん。他に、協同組合東京畳工事同志会,畳協同組合埼玉県協会の専務理事という肩書きを持つ凄い方でした。

 

 


そして畳博物館の扉を開けると、畳の良い匂いがお出迎えしてくれました。

 




一番の自慢として最初に紹介してくれたのが、「手縫い床」と呼ばれるものでした。写真には150年前のものと書かれていますが、正確には200年近く前の、宮中で実際に使われていた畳です。

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ちなみにこちらの「九州の畳」も200年以上前に使用されていたものです。










どちらも当時のお偉いさんが使用していたものだそうです。

 

他にも講道館で初めて使われた柔道畳や、一般庶民が使い始めたころの畳など、様々な年代や用途の畳が展示されていました。

 



何よりも凄いのはこれらの歴史的な畳は

習いにくる生徒たちが集めてきたものだというところではないでしょうか。

 

 

 

 

 



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こちらは今では厚生労働省と名を変えましたが、労働大臣賞を受賞した生徒の作品です。職業訓練校の生徒人で2,3日間ほどの手間をかけてこの1畳の畳を完成させたそうです。

 

 

 

 

 

 




突然ですが豆知識:「畳は昔、折り畳んで使われていたので、畳は畳と呼ぶ」のだそうです。


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その語源である八重畳です。これは、「古事記」にも登場するほど古くからある畳です。位が高ければ高いほど厚さも増したそうです。


例:社長10

  部長5

  課長3

平社員0

 

……といった具合でしょうか。

 

 










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かの横山大観が構想を練るときに使用したといわれる六角堂のミニチュア版。大工の職業訓練校生と一緒に作ったもので、中には変形畳が可愛らしいく敷かれています。(写真が少々暗いのですが)

 








変形畳といえばこちらも

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長方形ではなく、変形された畳を作るというのはとても難しい技術が必要になります。

維とは逆らった方向に切ったり、逆らったままのイグサ(畳の材料)をへり(畳の端にある布)なしでまとめたりするのは職人の技ならでは。(こちらも生徒作品ですが)

 


 


 

 

 

 

 





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これら可愛らしい作品は全て近年の生徒作品。(約30点近くが展示されています。

長方形のただ敷くだけの「畳」ではなく、遊び心を織り交ぜた「畳」です。

畳に対する既成概念が崩れるので、お勧めです。

 





山下さんは鎌倉、江戸、平安文化の豆知識を交え、約5時間もの間私たちのために時間を割いてくれました。

 


そこまで語らせる「畳の魅力」について伺ってみました。

生活環境も変化するし、流行も変化するでしょ?
畳はそんな中でずっと受け継がれていく住宅部材の1つ。俺はそれをずっと提供していければ、継承していければいいな……と思うだけ」

 

 


また、学生については

 「学生には古来のもの、歴史のあるものに目を向けて、受け継がれていくもの、残っていくものは何故そうなのか。何故消えていかないのか。時間のあるときにでもいいから考えてほしい」


と熱く訴えておりました。

 

 


畳博物館は他に調べたもので三重県と富山県にあるが……

 

「歴史的なものを扱っているのはここだけ!」

 
と山下さんは自信たっぷりに言い放ってくれました。


それが真実かどうかは行ってみた人のみぞ知ることでしょう。

 

私は山下さんを信じることにします。

 






ただただ、良いおっちゃんでしたから……

 

 

 

「しかし、畳は若者受けしない」

 

と、山下さんは言います。

 

「若者の中にも『和室好きだけどな……』という人はいてくれる。だけど職人が丹精込めて作った品は購入してくれない。それよりも中国産の安物や他の粗悪品にばかり目がいってしまう」

 

 

そして、

 

「畳業界は今窮地に立たされている。昔は人口300人に1人いた職人も5000人に1人居るか居ないか。この職業訓練校も多いときで30人はいたのに、今年入学したのはたった1人だけ」

 

と肩を落とすのでした。

 

 

 

 

 

 

 


このままでは畳職人が……いや、「日本の畳」が無くなってしまいます。

 

 

そこで勝手ながら我々ゼミ生で畳のキャッチコピーを考えてみました。

 

 

 

 

 




タタミ込む日本の香り

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タタミ込め!和の心


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時代は「タタミ」だZe☆

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若干かぶってるようなフレーズもありますが気にしないで大目にみてくれると信じております。


 


これから、我々は畳に対して真摯な眼差しを向け、地道な
PR活動で応援していこうと思います。

  

 

 畳博物館

  住所:埼玉県さいたま市松本1-12-3

  電話番号:048-861-1738

  開館時間:9:0015:00(要事前申し込み)  

  休館日:毎週日曜日・祝日

    

 

 










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