~編集者への六つの手掛り~
あなたの手元に本が届くまでに
作家さんと編集者さんの間では
どんなやりとりが行われているのでしょうか??
編集者ってどんな仕事をしているのだろう?
本が生まれる前はどんなことから始めるの……?
具体的なお話をぜひ聞いてみたーい!!
ということで……♪
出版社の編集者さんにお話を伺いに行ってきました!
迷いつつ到着したのは……
双葉社~~!!!
もうそこに編集者さんが居ると思うとドキドキ。
ここで乾くるみさん『六つの手掛り』の編集者の方にお話を伺います。
初めてのインタビュースタートです!

今回お話を伺ったのは、
双葉社
文芸出版部山上輝代範さん
編集者の山上さんが今回携わった作品
『六つの手掛り』のお話を伺いながら、編集者の仕事を探ってみよう!!
そこから編集者への六つの手掛りが見えてくるかもしれない。
――編集者の仕事は具体的にどういう仕事なのか。仕事のやりがい、面白さ、大変なところなど教えてください。
僕は書籍編集者ですけども、双葉社では、編集者一人一人が担当として、作家さんに就いています。そのため単行本はもちろん、その前に掲載される雑誌などさまざまな種類のものを編集します。その後、溜まった作品をどういう風に作っていくかを考えていきます。サイズや表紙のデザイン、紙質などに編集者のアイディアが入ったりしますね。
また、連載開始前には、作家さんと打ち合わせを。全てをお任せするのではなく、話の方向性、コンセプトなどだいたいのことは作家さんに伝えます。その後、打ち合わせストーリーのまま、その話で書きたいと言ってくれる時もあるし、そうでなく方向転換を考えるときなどさまざまです。それに乗るか乗らないかはやっぱり自分の判断ですね。
その原稿が仕上がったあとも、作品を何度も校正したり大変ですが、やっぱり売れてくれることがやりがいに繋がります。
また『犯人に告ぐ』のように映画化やドラマ化されると、作品が広く読まれているなと実感するし、うれしいです。

ちなみにこの表紙、僕なんですよ。(表紙真ん中に立つ男性)
カメラマンさんに「ちょっと悔しがっている感じで」と言われたりしながら撮影しました(笑)。
なので編集者は、プロデューサーもディレクターもやるし、時にはモデルまでやります。
――編集者を目指す上で、必要だと思うこと、身に付けておくとよいことを教えてください。

編集者には専門的な知識はいりません。それより専門的な知識を持っている人を知っていれば大丈夫です。「浅く広く」そんな人には向いている職業かもしれませんね。広く浅く知っていて、作家さんの話についていける程度にいろんな事を知っておくといいと思います。逆に知識を自慢するようなタイプは向いていないかもしれませんね。
大学時代の時間のあるうちに色んなことに、挑戦してみて話のネタをつくりましょう。企画を思いつくのにも必要だし、本で得た知識だけではダメだと思います。アンテナを広げましょう。常に何かないかなと、探してみると案外あるものですよ。
また、編集者には、フットワークが軽くて、明るくて、気の利くそんな子。辛くて、大変でも「ヒマで(笑)」といえるぐらいの気のもちようが必要かもしれません。
――作家さんと編集者の関係を一言で表すと?
妊婦さんと助産師さんのような関係ですね。「がんばって! がんばって!」と横で応援しながら、的確なアドバイスをして作家さんが作品を生み出す手助けをする立場です。
――最後に今の大学生に読んでほしい作品はありますか。
古典的名作を読んでおいた方がいいと思う。編集者になってからだと新刊を追うのに必死で、読んでいる暇がないですから。周りは当然読んでいるものとして共通の認識になっているから、やっぱり職業柄上必要だと思います。
ここに紹介しきれないほど多くのお話を山上さんから伺うことができました。

この取材の中で私が見つけた
編集者への六つの手掛りは!!
①編集者は、プロデューサーもディレクターも、時にはモデルまで、何でもやる。
②編集者には、専門的な知識はいらない。広く浅く色んなことを知っていること。
③編集者には、フットワークが軽くて、明るくて、気の利く、そんな人が向いている。
④作家さんと編集者は、妊婦さんと助産師さんのような関係。手助けをする立場。
⑤編集者になる前に、古典的名作をたくさん読んでおく。
そして最後の六つ目の手掛りは、私がインタビューさせていただいた中で感じた、
⑥話していて面白いと感じさせるユーモアと話術を持っていること。
以上が編集者の仕事を知る手掛りといえるのではないだろうか。
う~ん、なかなか大変なお仕事だけど、がぜん興味が沸いてきたぞ!!